オーバーローンとは、金融機関が担保として抵当権を設定した不動産の価値が融資残高を下回る、いわゆる担保割れの融資を指します。
平成2年に端を発したバイブルの崩壊により、かつては下落したことが無かった不動産の価格が急激に落ち込み、その後も長期に亘り不動産価格の下落傾向が続くこととなりました。
融資が実施された時点では、金融機関に担保として差し入れられ抵当権が設定された不動産が、融資額を保全するのに十分な価値があったものが、年数を経るに従って不動産の価値が下落し、借入残高を下回る状況が出現することとなりました。
この様に「住宅ローンの残高の方が、担保に入れた不動産の価格よりも多くなってしまい、不動産を処分した売買代金では銀行からの借入が返済できない状況」が一般化しております。
この様な状態の融資がオーバーローンと呼ばれています。
では、オーバーローンの状態になってしまった場合、どのような対処が有効となるのでしょうか?その鍵の一つに任意売却という方法があります。次の項で任意売却に関してのご説明を行っています。是非、ご覧ください。